特産
1.落花生とその加工品
全県
千葉県の落花生は全国で生産量1位を誇り、国内の7割が千葉県産である。千葉県の市町村では県中央部にある八街市が生産量日本一。日本で初めて栽培されたのは千葉県ではなく、1871年(明治4年)に神奈川県大磯町の農家で栽培されたのが始まりで全国に普及した。後に明治9年(1876年)、現在の山武市で試作されたのが千葉県の落花生のルーツとされている。
菓子や料理等、多くの加工品がある。「ナカテユタカ」「郷の香」「おおまさり」「Qなっつ」といった品種を改良により誕生させブランド化にも力を入れている。
2.さつまいもとその加工品
全県
千葉県北部の北総台地に位置する成田市・香取市・多古町で多く生産されている。1735年に青木昆陽(あおきこんよう)と呼ばれる人物が、飢饉の際の救荒作物としてすでに西日本では知られていたさつまいもを現在の千葉市と九十九里町で試作したのが始まり。以降さつまいもの栽培が広まり、千葉県では全国第3位の産出額にたどり着くまで普及した。
食味の良い「ベニアズマ」「べにはるか」をはじめ、干し芋や芋けんぴなどの多くの加工品が生産されている。