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千葉県立美術館訪問記録。千葉港に立地する海沿いの美術館。

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千葉県立美術館訪問記録。千葉港に立地する海沿いの美術館。

千葉県立美術館ってどんな場所?

千葉市の東京湾沿い、千葉港付近に立地する美術館です。ここでは千葉県にゆかりのある美術家の作品を収集・展示を行っています。入館料は無料であり、時期によって変わる展覧会を見るときのみ入場料が必要となるようです。展覧会の入場料は内容によって変化します。

 

 

展覧会の内容は公式サイトを見ると、約2か月サイクルで変わるみたいだ。


 

昭和49年(1974年)10月に当館はオープン。約1万坪の土地に平屋建ての全8室で構成されており、建物内は段差がない構造となっています。外壁は常滑焼(とこなめやき)の打込みタイル仕上げで美術館らしい落ち着いた雰囲気を出しています。

 

アクセス方法ですが、JR京葉線、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」から徒歩約10分と駅から徒歩圏内です。京葉線は東京駅に行くので都心からのアクセスもよさそうですね。

 

 

 

千葉県立美術館に行こう

 

「千葉みなと駅」にやってきました。駅の後ろに建つ赤い塔はNTTドコモビルのアンテナタワーです。

 

当駅は東京駅から京葉線の快速で約45分ですが、この辺りの京葉線は電車の本数が日中毎時4本とやや少ないです。その代わりというか、千葉都市モノレールは日中毎時9本と京葉線の約2倍におよぶ高頻度運転となっています。ただしモノレールは運賃が高い。

 

 

総武線快速で千葉駅まで行ってからモノレールで千葉みなと駅に来てもいいかもね。


 

ちなみに駅名の「千葉みなと」の「みなと」が平仮名なのは「ちばこう」という誤読を防ぐためです。駅周辺にあるのは「千葉港(ちばこう)」ですけどね。

 

 

駅前ロータリーです。南国風の木があって・・・・・いかにも海沿いの街って感じしませんか?千葉みなと駅の南側は千葉ポートタワーやポートパークといった観光スポットが立地する、海辺の魅力あふれる「ウォーターフロント」として開発が進められています。

 

これまで産業港としてのイメージが強かった千葉港を観光地として変身させる試みのようです。

 

 

駅の看板は海を感じさせるさわやかなデザイン。やっぱ看板って大事ですよ。駅の顔みたいなものですからね。

 

 

駅前ロータリーから海沿いに向かって歩く。やはり千葉県とは少しかけ離れたような洋風な雰囲気が漂う場所だ。

 

 

千葉みなと駅から5分足らずで東京湾が姿を現した。

 

 

これは・・・・・千葉港のシンボル的な?説明文が書かれているので読んでみよう。

 

ここ「千葉みなと」は、千葉港で初となる旅客船桟橋や、親水空間である港湾緑地が設置された、憩いと賑わいのある千葉市の海の玄関口です。このモニュメントは、市民の皆さんに開かれたウォーターフロントである「みなと」の設置と「みなとオアシス」の登録を記念して建立したものです。

 

モニュメントは、我が国有数の国際貿易港である千葉港に多く来航する船に使用されている「イカリ」をベースに、船の舵を取る「操舵輪」を組み合わせ、その中に千葉市とゆかりの深い「貝」をかたどっています。

 

また「貝」と千葉市は昔から深い縁があり、その歴史は縄文時代まで遡ります。市内には縄文人がつくった貝塚が120余り存在し、その中には日本最大級で、2017(平成29)年に貝塚として我が国初の「特別史跡」に指定された「加曽利(かそり)貝塚」があります。

 

その後、江戸時代には「潮干狩り」が盛んに行われ、その様子は葛飾北斎の富嶽(ふがく)三十六景の一つ「登戸浦」からもうかがい知ることができます。さらに現代に入り、稲毛から幕張にかけて総延長約4.3kmで日本一の長さを誇る3つの人工海浜の一つである「幕張の浜」において、1998(平成10)年に日本で初めて「ボンビノスガイ」(北米大陸原産)が発見され、その食味の良さから今では日本国内でも好んで食されています。

 

このように千葉市と海は深いつながりがあり、これからも豊かな海を大切にしていきます。

 

長くなってしまいましたが、まとめるとこのモニュメントは千葉港が「みなとオアシス」の登録を記念して建立されたものだということです。説明文を読むと、貝塚が多く見つかったり潮干狩りが盛んに行われていたりと千葉市と貝は昔から深いかかわりがあったことがわかりますね。

 

 

立ち並ぶたくさんの工場。千葉港は工場夜景都市として日本8大工場夜景に選定されるほど夜景が綺麗のようです。

 

 

そして立ち並ぶマンション・・・・・旅客船ターミナル等複合施設「ケーズハーバー」というものが立地し、千葉港内を遊覧する旅客船が運行されている。

 

 

千葉中央港旅客船桟橋もとい千葉みなと桟橋には旅客船が泊まっている。「港めぐりコース」、「幕張メッセ沖合遊覧コース」、「千葉港内工場夜景」などバラエティ豊かなクルーズが楽しめます。

 

 

アマンダンセイルという海沿いの結婚式場まである。クルーズ船だの結婚式場だの千葉港はおしゃれな場所だなぁ、さすが「みなとオアシス」といったところだろうか。

 

 

ちなみに「みなとオアシス」とは国土交通省の各地方整備局により登録された、港を核としたまちづくりを促進する交流拠点・地区の愛称のことである。千葉県内にはここ「みなとオアシス千葉みなと」、木更津市の「みなとオアシス木更津」、館山市の「みなとオアシス渚の駅たてやま」の3か所が存在する。

 

 

千葉県の「みなとオアシス」は全部東京湾側にあって、太平洋側にはないようだ。


 

 

改めて千葉県立美術館を目指す。美術館は千葉ポートパークという公園の隣にある。

 

 

目の前に見えるガラス張りの塔は千葉ポートタワー。1983年(昭和58年)に千葉県の人口が500万人を突破したことを記念して建設された高さ約125mの展望塔で、千葉港のシンボルである。千葉ポートタワーの足元には港湾緑地の千葉ポートパークが広がっており、周辺住民の憩いの場として親しまれている。

 

 

千葉県立美術館の看板を発見。出入口はどこだろうか。

 

 

こういうの見ると美術館に来たって感じがする・・・・・。

 

 

これは帰雲・春という作品。なんというか、奥が深い。

 

 

出入口を見つけた、さっそく中に入ってみよう。入館料は無料であり、時期によって変わる展覧会を見るときのみ、展覧会に応じた入場料が必要となります。

 

 

訪問時はコレクション展というものが開かれていた。都鳥英喜(ととりえいき)と呼ばれる、千葉県佐倉市出身の明治から昭和時代前期の洋画家の作品を展示、などなど。入場料は一般が300円のようだ。

 

さて、実際に中の様子をお伝えしていきたいところですが館内は撮影禁止。なので文章で説明いたします。

 

美術館は1階建てで建物の構造上館内に一切段差がない。展示室のほか、ミュージアムショップやレストランがある。有料のコレクション展には複数の展示室に数多くの日本画や洋画、彫刻などが展示されていた。自分は美術館には滅多に行かないので作品の魅力を理解するのは難しかったが、じっくり時間をかけて見たり、説明文を読むことによってなんとなく作品の良さがわかるような気がした。

 

美術館とか博物館とかは心に余裕をもって、ゆっくりと見て回るのが楽しむコツだと思います。

 

 

 

まとめ

 

千葉県立美術館は千葉ポートパークに隣接する、千葉県ゆかりの美術資料の収蔵を行う1階建ての美術館。房総の魅力500選に選ばれたのは美術資料もそうですが、建物の構造が特色的であることが一番の理由かと思われます。

 

 

地上から見てもわかりにくいので付近の千葉ポートタワーから見た景色をどうぞ。この写真に美術館が映っています。

 

千葉県立美術館訪問記録。千葉港に立地する海沿いの美術館。

 

わかりにくいのでズームイン!!複数の平屋棟を連接させて展示室を構成する特色ある建物、ということですが確かに独特な形をしている・・・・・?

 

 

 

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