「坂元駅」~「日立木駅」歩き。生まれ変わる常磐線の駅。

 

はいどうも、ジョセフですよ。今回は常磐線「坂元駅」~「日立木駅」間を歩いてみました。

 

常磐線の仙台エリアで、宮城県と福島県の境界線がある区間です。

 

この辺りは2011に発生した東日本大震災で特に大きな津波被害を受けた場所があり、常磐線の一部の駅は津波で全壊してしまいました。

 

重大な被害を受けた場所ではあるものの、沿線では着々と復旧や開発の動きが見られます。

 

常磐線では一部の線路や駅を高架にしたり内陸部に移設したりなど、きちんと対策を練りながら復旧が進行中です。

 

復旧はもちろんのこと、駅周辺では再開発が行われている場所も。新しい駅周辺で新しい町づくりが始まっています。

 

というわけで今回は沿線を歩いて、被害を受けた駅および周辺はどうなっているか、この目で確かめに行く!!

 

 

 

12時25分 「坂元駅」から「新地駅」を目指す


 

千葉県から各駅で約7時間、宮城県の「坂元駅」です。震災による津波で駅が全壊し、新しい駅舎が建設されました。

 

 

ホームから海側を見る。新しい「坂元駅」は1km程内陸部に建設され、さらに高架になりました。

 

海側には田んぼが広がっていますが震災前はあの辺りに駅があったのでしょう。

 

 

新しい駅はとても現代的です。こんなに綺麗な駅をありがとう。

 

 

駅前ロータリーも完備。コンビニと郵便局があり住宅も少しですが立地しています。

 

「坂元駅」のある宮城県山元町では当駅と隣の「山下駅」周辺地区で新市街地の開発が進行中です。これからの復旧及び開発に期待したい。

 

 

それでは「新地駅」を目指すとしましょう。「坂元駅」と「新地駅」の間には宮城県と福島県の県境があります。

 

国道6号線の南相馬・相馬と書かれている方に歩く。

 

 

やまもと夢いちごの郷ってなんだろう?立ち寄ってみる。

 

 

コチラが「やまもと夢いちごの郷」です。山元町の農産物や加工品を販売する直売所ですね。坂元駅から徒歩1分と駅前にあります。

 

津波で全壊した「夢いちごの郷」が8年ぶりにオープンした直売所で、旧店舗から約南に4kmの場所、新しい坂元駅の近くに建てられました。

 

 

山元町の「ホッキーくん」グッズ、名物のイチゴを使った飴やお菓子を買ってみました。

 

山元町はイチゴとホッキ貝が名物です。だから町のキャラクターはホッキ貝モチーフなんですね。

 

 

駐車場の国道側に「TSUNAMI(つなみ)ハーレー展示館」。なにこれ?

 

 

「ハーレー」とはバイクのブランドの事です。そしてこの展示館は震災の復旧作業の中、発見されたハーレーを展示しています。

 

とある自動車販売整備業者が復旧作業に参加。大破した自動車などの回収作業を行っている際にこの展示館にあるハーレーが見つかった。

 

上の画像だと分かりにくいかも知れませんが損傷が激しく、再生は不可能に思えた。しかし自動車販売整備業者はバイク好きであったためにスクラップにするのは抵抗があったようだ。そのため、所有者の許可を得て保管していました。

 

ハーレーの所有者は「辛い記憶を思い出してしまう反面、初めて手に入れて20年以上乗ったハーレーで愛着がある」という思いと

 

自動車販売整備業者の「自分もバイクに乗るので捨てたくなかった。津波を後世に伝える展示をしたい」という思いが重なって展示に至りました。

 

 

ハーレーは2台ある。そのうち1台は宮城県亘理町で見つかったものでサイドカーつきのものです。現在ではあまりお目にかかれないとか。

 

「TSUNAMIハーレー展示館」。偶然にも業者と所有者の思いが重なってできた場所なんですね。

 

 

改めて国道6号線を歩き「新地駅」に向かいます。

 

 

標識には「過去の津波浸水区間」。この先が震災による津波で浸水してしまった場所を示しているようです。

 

 

標識の先は下り坂になっており、先に進むと上り坂になっていました。この辺りだけくぼんだような地形です。

 

 

浸水区間の終わりにも標識がある。

 

 

そして宮城県から福島県新地町へ。町の沿岸部は津波による大きな被害を受けてしまいました。

 

 

歩いている人はいません。この辺りは電車よりも車の方が便利かもしれませんね・・・・・。

 

 

50km先は原子力発電所による帰宅困難区域のため交通手段が限られます。さすがにそこまでは歩いて行かないが。

 

 

田んぼの向こうに大きな建物が見える。あの辺りに「新地駅」があるようです。

 

 

大きな建物は「ホテルグラード新地」でした。天然温泉があり駅前にある利便性の高さが魅力です。

 

 

徒歩約1時間30分で「新地駅」に到着です。当駅も津波により全壊し、300m程内陸部に移設されました。

 

 

駅前は開発中の場所が目立つ。新地町の発展はこれからです。

 

 

当駅の反対側には地下自由通路を経由して移動する。エレベーターも完備です。

 

 

 

14時20分 「新地駅」から「駒ヶ嶺駅」を目指す


 

次は「駒ヶ嶺(こまがみね)駅」に行きます。

 

「新地駅」周辺には作業員の詰所があった。駅周辺の開発は大変そうですが、どう変わっていくのか楽しみです。事故に気をつけて頑張ってください!!

 

 

駅周辺では宅地開発も進んでいるようだ。震災前の「新地駅」はわかりませんが、人が戻ってきているのは確かなようです。

 

 

再び国道6号線。歩道が草ボーボーなんよ・・・・・。

 

 

道路の左側に花が手入れされている。失礼かもしれないけど、この辺はちょっと殺風景だからこういうのは見てて楽しい。

 

 

見るからに駅とわかるこのフォルム・・・・・。

 

 

徒歩1時間で「駒ヶ嶺駅」につきました。ちっちゃな無人駅です。

 

にしても「こまがみね」か、エアコンみたいな駅名だな。それは霧ケ峰

 

 

駅周辺は田んぼばかりなのでトイレに5匹ぐらいカエルがいました。ていうかなんでカエルってトイレに集まるの?

 

ちなみにここのトイレはボットン便所です。今はあんまり見かけなくなったなー。

 

ボットン便所って今の子ども知ってるかな・・・・・。

 

 

 

15時30分 「駒ヶ嶺駅」から「相馬駅」を目指す


 

次は「相馬駅」を目指します。田んぼに白鷺(しらさぎ)が2羽。

 

白鷺が田んぼに集まるのって、カエル・ドジョウ・ザリガニを食べるからなんですって。田んぼは生き物の生態系を作りだす大事な場所でもあるのです。

 

 

相馬市に入ります。福島県を含めた東北地方は雪が多いイメージがありますが太平洋側は夏は涼しい、冬は雪が少ないという気候を持ちます。

 

この辺の気候は関東地方の太平洋側とあまり変わらないのかもしれない。

 

 

駅周辺に広がる相馬市の市街地。ローカル感たっぷりの市街地です。

 

 

徒歩約1時間で「相馬駅」につきました。瓦屋根が特徴的な和風の駅舎は東北の駅百選に選ばれています。

 

駅の利用客のこの辺りでは多く、直営駅です。

 

 

駅の横にある一本松がいい雰囲気を出していますね。

 

 

 

16時45分 「相馬駅」から「日立木駅」を目指す


 

最後は「日立木(にったき)駅」に行きます。相馬駅周辺にはそれなりに大きなホテルもある。

 

 

この辺りの常磐線は単線です。本数も1時間に1・2本と少ない。

 

 

県道121号線、鬱蒼とした森の中。特に何も見当たらない。

 

 

公園の遊具ってあまり見かけなくなりましたよね・・・・・。何だか寂しげな雰囲気がします。

 

 

山をバックに常磐線が走ります。都心部の常磐線とはもはや別物ですね。

 

 

徒歩約1時間20分で「日立木駅」につきました。無人駅です。

 

 

「にったき」「にっ さ」になっとるぞ。なんだかんだで駅巡りはこれでおしまいです。

 

 

さあ、帰ろう・・・・・といっても18時から各駅を使って福島県から千葉県に帰れるワケがないので予約しておいたホテルで一泊します。

 

 

「日立木駅」から各駅で「浪江駅」。「浪江駅」から列車代行バスに乗って「富岡駅」へ。駅前にある富岡ホテルで一夜を越します。

 

 

 

以上「坂元駅」~「日立木駅」間歩きでした。震災の被害を受けた駅もある中、復興が進んでいる様子を見ることができました。

 

2011年の震災から約8年、まだまだ時間はかかりそうですがいつかは新しい駅周辺でかつての姿、もしくはそれ以上の姿を見ることができるかもしれません。

 

いったい、どのように変わっていくのか。今後の山元町と新地町の開発に期待しましょう。

 

 

 

ちなみに、常磐線駅巡りは次回も続きます。次回は福島県と茨城県の間ぐらいの駅を攻めていきますよ!!

 

 

 

今回のルート


 

坂元駅(150m)→やまもと夢いちごの郷(6.4km)→

 

→新地駅(4.8km)→駒ヶ嶺駅(5.2km)→相馬駅(5.9km)→日立木駅

 

 

 

2019年08月14日|常磐線:坂元, 新地, 日立木, 相馬, 駒ヶ嶺