常磐線駅巡りラッシュ(竜田~久ノ浜)と建設中の「Jヴィレッジ駅」。

 

ちっす、ジョセフです。今回は引き続き常磐線の駅巡り(竜田~久ノ浜)間の5駅です。

 

 

福島県を走るこの区間は2011年の東日本大震災時、沿線の「広野町」と「楢葉町」は原発の影響を受けて大半が警戒区域などに指定され、一部津波による被害を受けました。

 

その影響で常磐線は一部区間が3年もの間「広野」~「竜田」間の4駅で不通区間になるという事態に。

 

この区間は2014年に復旧が完了し、少しずつではありますが沿線は元の姿を取り戻しつつあります。

 

さらに復旧と同時に「広野」~「木戸」間では新しく「Jヴィレッジ駅」という臨時駅が建設されるという計画があり、常磐線に新たな風が吹く兆候も見られます。

 

「Jヴィレッジ」とは何なのかは駅巡りの途中で解説していきます。それでは行ってみましょう。

 

 

 

6時30分 「竜田駅」から「木戸駅」を目指す


 

最初は「竜田駅」から「木戸駅」に向かって歩いていきます。当駅は2019年1月現在不通区間の終点である「富岡駅」のお隣です。

 

 

駅前の案内板と放射線量測定器。この機械は福島第一原発に近い各地に設置されている。

 

ちなみにここ「楢葉(ならは)町」は震災当時、原発の影響で全域が警戒区域に指定され立ち入りができなくなりました。

 

その後、2012年に立ち入りのみ可能となり2015年には避難指示が解除され人が住めるようになりました。これは福島県において一番早い避難指示の解除だったのです。

 

 

県道244号線を歩きます。川のせせらぎが良く聞こえる静かな場所です。

 

 

徒歩40分ほどで「木戸駅」に到着です。現在は無人駅ですが震災発生前は有人駅だったそうです。恐らく震災による人口減少の影響でしょうね。

 

 

ホームに入る。おっ!!こんな所で「上野」の二文字が見れるとは!!

 

 

ホーム上にお城が。これはかつて存在していた「楢葉城」というお城を当時の駅長がイメージして作ったものらしいです。

 

さて木戸駅の写真も撮ったし、この先トイレがなさそうだから今のうちにしておこう。

 

駅間歩きにおいてトイレがしたくなることは致命的です。歩きゆえにすぐに見つけられないため、小さいのはともかく大きいのがしたくなったら大変です・・・・・。

 

 

公衆トイレにて面白い落書きを発見。

 

「カミに見放された者は自らの手でウンをつかめ」

 

トイレの落書きというものは卑猥なものが多くて気持ちのいいものではありませんが、たまーに面白いのがあるんですよね。

 

僕はカミに見放されてもウンはつかめないかな・・・・。

 

 

 

7時30分 「木戸駅」から「Jヴィレッジ駅」経由で「広野駅」を目指す


 

次は「広野駅」に行きます。でもその前に新しくできるという臨時駅「Jヴィレッジ駅」を経由して向かうことにします。

 

「Jヴィレッジ」とは日本最大規模を誇るサッカーのトレーニング施設。ラグビーやアメフトといったサッカー以外のスポーツでも利用ができます。

 

震災後2年間は福島第一原発の事故による作業の拠点として使われていましたが復興を進めると同時に、トレーニング施設として復旧を行うことが決定。

 

そして利便性を向上するために「Jヴィレッジ駅」が設置されることになったのです。イベントなどに応じて停車する臨時駅としての運用が予定されています。

 

 

駅から徒歩30分、Jヴィレッジの全天候型練習場。屋根に覆われ気象条件に影響されないトレーニングができる場所です。

 

 

Jヴィレッジのセンターハウス。レストランや宿泊施設などを備える中心施設です。

 

 

そしてこちらが建設中の「Jヴィレッジ駅」。こうしてみると結構立派な駅ができそうです。

 

ちなみにJRの駅で駅名にアルファベットがつくのは当駅が初となるらしい。

 

 

2019年4月に開業するとのこと。開業時、何かしらイベントが開かれるのではないのでしょうか。

 

 

再び「広野駅」に向かう。そして「楢葉町」から「広野町」へ。

 

 

海沿いにはまだ新しいのか、真っ白な防波堤が目を引く。消波ブロック(テトラポッド)も多く設置されている。

 

 

1時間30分ほどで「広野駅」に着きました。福島県広野町の中心部に位置する駅です。

 

 

 

9時 「広野駅」から「末続駅」を目指す


 

次は「末続(すえつぎ)駅」に向かいます。国道6号線「陸前浜街道」をひたすら歩きます。

 

 

「いわき市」に入りました。最大の人口と面積を持つ、福島県を代表する一つの市です。

 

 

1時間10分ほどで「末続駅」に着きました。地域の住民がボランティアで清掃を行っている無人駅です。

 

 

ホームに建つ「ワンマン乗車口」の看板。かつてはワンマンだったのか?

 

 

 

10時10分 「末続駅」から「久ノ浜駅」を目指す


 

最後は「久ノ浜駅」に向かいます。この辺りは山間部なのでトンネルが多い。

 

 

「東日本大震災津波浸水区間」という標識。ここから先が浸水被害を受けた場所なのだろう。

 

 

そして標識の先。「久ノ浜駅」周辺は高さ10mの津波が押し寄せ、壊滅的な被害を受けたといわれる地区です。

 

現在、県道395号線付近は車が普通に通り、人の姿も見える当たり前の光景が戻っているように感じた。

 

 

徒歩50分ほどで「久ノ浜駅」に到着です。当駅にて今回の駅巡りは終了となります。

 

 

 

「竜田駅」~「久ノ浜駅」の5駅を歩きを終えて今回も様々なものを見られましたね。

 

何年もの歳月をかけて、「あたりまえ」の景色が戻ってきているように感じました。全部が全部そうじゃないけど少しずつ、確かに戻ってきている。

 

常磐線も深刻な被害を受けていまだに不通区間が存在するけどいつか必ず、元通りになるはずだ。そして新たな「Jヴィレッジ駅」を加え、常磐線沿線に新しい風が吹くことを願いたい。

 

 

 

今回のルート


 

竜田駅(3.1km)→木戸駅(2km)→Jヴィレッジ駅(3.7km)→

 

→広野駅(5.1km)→末続駅(3.7km)→久ノ浜駅

 

 

 

 

2019年01月09日|常磐線:Jヴィレッジ, 久ノ浜, 広野, 木戸, 末続, 竜田